子宮内膜症・子宮筋腫

下記のような症状がある方、我慢していませんか??ほっておくと不妊症や卵巣がんの原因となる可能性もあります。早期に見つけて進行を抑えることも可能ですので、こわがらず一度診察ください。

・生理にまつわるトラブルを感じている女性。
・月経量が多い、生理痛が強い。
・生理以外でも、お腹や腰が痛い。
・性交渉のときに痛みがある。

子宮内膜症

子宮の内腔(妊娠中胎児が入る空間)は、子宮内膜という組織で覆われています。その子宮内膜が、本来あるべき場所以外に存在する状態を、子宮内膜症と呼びます。現在のところ原因は不明で、予防法もありません。
子宮内膜症には二つのタイプがあります。一つは子宮の外、多くは卵巣に内膜が存在して卵巣嚢腫を形成するタイプで、子宮内膜症といえば通常こちらを意味します。もう一つは、子宮の筋肉の中に内膜が入り込み子宮が腫れるタイプで、子宮腺筋症と呼ばれます。 子宮内膜症は、骨盤内に強い癒着を生じさせます。これが痛みの原因にもなり、また、卵管を閉塞させると不妊症となってしまいます。子宮内膜症でできる卵巣の腫れ物をチョコレート嚢腫と呼びます。これは、卵巣内にある子宮内膜から月経の度に出血が起こり、卵巣内にたまって古くなった血液が、茶色くどろどろしてチョコレートの様に見えることから名づけられました。

子宮内膜症は癌のように直接生命を脅かす疾患ではなく、良性疾患に分類されるのですが、治療は困難であり、非常に扱い難い病気です。子宮内膜症の治療を困難にする要因は、一つには不妊症の原因となること、もう一つは性成熟期であるため生殖能力を温存することが必要なので、手術で完全に摘出することができないことです。
子宮内膜症については、一つは痛みなどの症状を取ること、もう一つは、妊娠を成功させること、これら2つが治療の目標です。子宮内膜症に処方されている代表的ホルモン剤というのは、人工的に閉経状態を作る薬なので長期間は使用できません。手術では、病変を残さざるを得ない場合が少なくない。何とも厄介な疾患です。

子宮内膜症のおこりやすい場所

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍で、発育様式により大きく3種類に分類できます。それらは、子宮の外へ発育する漿膜下筋腫、子宮筋層の中にできる筋層内筋腫、子宮内腔方向に発育する粘膜下筋腫です。子宮筋腫といっても、これらのうちのどのタイプであるかで治療法は大きく異なります。たとえば、粘膜下筋腫ならサイズが小さくても症状が強く現れることが多く、反対に漿膜下筋腫であればかなり大きくなっても症状は出ないことがあります。すなわち、大きいからといっても必ずしも治療を必要とはしません。 子宮筋腫の治療法は、薬物療法、手術療法、動脈塞栓、その他、条件により様々ですが、まず、知っておいていただきたいことがあります。筋腫は薬で消失することはありません。体内のホルモン環境を閉経状態にして筋腫を縮小させるホルモン治療がありますが、一時的な効果しか無く、治療をやめると再び大きくなります。また、ホルモン環境が閉経状態になるので、長期間使用することはできません。薬物療法は、手術前の投与や閉経前の婦人に投与して閉経に持ち込むというような場合に用います。
「子宮筋腫があるといわれたが、手術を受けるべきかどうか」、これは大きな問題です。自分自身の生活背景を考慮して、慎重に治療法を選択する必要があります。

性病

性交渉により感染する病気を性感染症(一般に、性病)といいます。エイズ、梅毒、淋病、ヘルペス、トリコモナス、クラミジアがその代表ですが、特に、クラミジア感染症には注意を要します。特に目立った症状がないことが多く、見逃されてしまいがちですが、進行すると腹膜炎を起こし、卵管閉塞による不妊症の原因となってしまいます。ある調査では、婦人科受診女性の10人に1人がクラミジア陽性であったとされています。性病治療は、セックスパートナーと同時に行う必要があります。一方のみが治癒しても、後にパートナーから再度感染してしまうからです。これは、性病全てに共通します。
エイズを除き、早期の適切な治療により、全ての性感染症は治癒ないし軽快します。クラミジアは女性の場合(クラミジア頚管炎)には1回の内服のみで、男性の場合(クラミジア尿道炎)にも1回の内服で治療が可能です。淋病も1度の点滴のみで治癒することが示されていますので、とにかく早めの治療が肝腎です。

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