がん検診、子宮内膜症、子宮筋腫、生理不順、生理痛、更年期障害、避妊・ピル、性病
南森町レディースクリニック 〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2-5-25 若杉グランドビル本館1F
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子宮内膜症
子宮の内腔(妊娠中胎児が入る空間)は、子宮内膜という組織で覆われています。その子宮内膜が、本来あるべき場所以外に存在する状態を、子宮内膜症と呼びます。現在のところ原因は不明で、予防法もありません。
子宮内膜症には二つのタイプがあります。一つは子宮の外、多くは卵巣に内膜が存在して卵巣嚢腫を形成するタイプで、子宮内膜症といえば通常こちらを意味します。もう一つは、子宮の筋肉の中に内膜が入り込み子宮が腫れるタイプで、子宮腺筋症と呼ばれます。 子宮内膜症は、骨盤内に強い癒着を生じさせます。これが痛みの原因にもなり、また、卵管を閉塞させると不妊症となってしまいます。子宮内膜症でできる卵巣の腫れ物をチョコレート嚢腫と呼びます。これは、卵巣内にある子宮内膜から月経の度に出血が起こり、卵巣内にたまって古くなった血液が、茶色くどろどろしてチョコレートの様に見えることから名づけられました。

子宮内膜症は癌のように直接生命を脅かす疾患ではなく、良性疾患に分類されるのですが、治療は困難であり、非常に扱い難い病気です。子宮内膜症の治療を困難にする要因は、一つには不妊症の原因となること、もう一つは性成熟期であるため生殖能力を温存することが必要なので、手術で完全に摘出することができないことです。
子宮内膜症については、一つは痛みなどの症状を取ること、もう一つは、妊娠を成功させること、これら2つが治療の目標です。子宮内膜症に処方されている代表的ホルモン剤というのは、人工的に閉経状態を作る薬なので長期間は使用できません。手術では、病変を残さざるを得ない場合が少なくない。何とも厄介な疾患です。
子宮内膜症のおこりやすい場所
 
子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍で、発育様式により大きく3種類に分類できます。それらは、子宮の外へ発育する漿膜下筋腫、子宮筋層の中にできる筋層内筋腫、子宮内腔方向に発育する粘膜下筋腫です。子宮筋腫といっても、これらのうちのどのタイプであるかで治療法は大きく異なります。たとえば、粘膜下筋腫ならサイズが小さくても症状が強く現れることが多く、反対に漿膜下筋腫であればかなり大きくなっても症状は出ないことがあります。すなわち、大きいからといっても必ずしも治療を必要とはしません。
子宮筋腫の治療法は、薬物療法、手術療法、動脈塞栓、その他、条件により様々ですが、まず、知っておいていただきたいことがあります。筋腫は薬で消失することはありません。体内のホルモン環境を閉経状態にして筋腫を縮小させるホルモン治療がありますが、一時的な効果しか無く、治療をやめると再び大きくなります。また、ホルモン環境が閉経状態になるので、長期間使用することはできません。薬物療法は、手術前の投与や閉経前の婦人に投与して閉経に持ち込むというような場合に用います。
「子宮筋腫があるといわれたが、手術を受けるべきかどうか」、これは大きな問題です。自分自身の生活背景を考慮して、慎重に治療法を選択する必要があります。
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生理不順
生理にまつわるトラブルは、当院を受診される女性に最も多く見受けられる症状のひとつです。量の異常、周期が不規則、出血がだらだら続く、などその種類はいくつかに分かれます。生理の量が多い場合には、子宮筋腫や内膜ポリープが最も頻度の高い原因疾患です。一方、出血量が少ない場合には、腫瘍などの疾患が原因であることは極めてまれで、多くは機能的異常、すなわち一時的にバランスが崩れたために起こってしまうのです。
重大な疾患を見逃さないことは言うまでもなく重要ですが、ほとんどの場合が大事に至らず、一時的な投薬で改善します。周期が不規則な場合には、排卵をしているかどうかの確認が重要です。生理の周期の調節や機能性不正出血の止血はホルモン剤で容易に行うことが出来ます。また、生理不順には漢方薬が有効な場合も少なくありません。心配しないで、一度ご相談下さい。安心してよいものかどうかは、すぐに診断することが出来ます。
生理痛
生理痛の原因の代表は、子宮内膜症です。子宮内膜症とは、子宮の内膜が、本来あるべき場所ではない子宮筋層内や卵巣、骨盤内の腹膜などに存在する病気です。生理のたびに、それらの部位にある内膜からも出血するので、子宮筋や腹膜、卵巣などを刺激して、激しい痛みを感じます。残念ながら、完全に治癒させることは困難な場合が少なくありません。薬物療法は一時的効果しか見込めないため、特殊な場合以外はお勧めできません。症状が強いときや内膜症が原因と考えられる不妊症の場合には、手術が適応となります。手術は腹腔鏡による低侵襲手術を受けてください。当院から適切な医師をご紹介いたします。内膜症は、子宮筋腫と並んで、特に専門医からの時間をかけた丁寧な説明が必要です。予約いただければ十分なご説明をいたします。
生理痛も、生理不順同様、機能的な原因のものが多く存在します。その場合には、鎮痛薬をタイミングよく、出来れば予防的に服用してコントロールを図るだけで改善します。
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更年期障害
卵巣機能の低下に伴った、卵巣ホルモンの減少が原因で起こる自律神経失調状態をいいます。症状はきわめて多岐にわたり、原因をひとつに突き止めることが難しいことも多くあります。更年期障害は、身体が卵巣ホルモン欠乏に適応するまでの数年間に及ぶのですが、個人差が大きいことから、その苦しみが周囲の人々に理解されず、さらに、いずれ症状は軽快することが多いため、医療者からも軽視される傾向にあります。治療の基本は、ホルモン補充療法と漢方療法です。個々の女性で症状の種類や程度は大きく異なりますので、各々に合った治療選択、特に時間をかけた問診が重要です。

当院では、更年期=女性ホルモン投与という型にはまった治療ではなく、ホルモン剤、心療内科的処方、漢方薬、プラセンタ注射などを組み合わせて、一人ひとりの女性にあった治療を行います。決して我慢をせず、快適な更年期の乗り切り方をご一緒に考えましょう。
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避妊・ピル
皆様、避妊ピルについてどれくらいの知識をお持ちでしょうか?日本の中絶件数は、年々減少傾向にあるものの、年間30万件を超えると報告されています。欧米では、避妊方法として約半数の女性がピルを使用しているにもかかわらず、日本人での調査では、避妊方法としてピルを希望したのはわずか1割程度の女性のみであったとの報告があります。その原因は様々でしょうが、ピルに関しての知識不足も大いに関係していると思います。ピルについての何ページにもわたるパンフレットは、たくさん発行されていますが、面倒で読まないという女性の意見も聞かれます。そこで、ピルについて、極めて簡単にまとめてみました。ぜひ参考にして下さい。他の避妊法として、コンドームは性病感染予防にも有用です。子宮内に装着する避妊リングには、銅やホルモン剤(未発売)を付着させたものがあり、従来2年ごとの交換であったのが、5年間有効のものが発売されています。その他、コンドームが破れてしまったなどの不慮の事故の時には、72時間以内(早いほど良い)に服用を開始すれば避妊効果があるという緊急避妊ピルもあります。
望まれない妊娠で、心と体の負担を負うのは女性です。正しい知識を持って、自分自身を守ってください。
 
OC(低容量ピル)について知ろう
私たちは、地域の住民ならびに地域に通勤通学される女性の、心と身体、双方の健康を獲得するため、疾患の予防と治療を積極的に行うことを、われわれの使命と考えています。 地域密着型の医療機関を目指し、近隣の医療機関との連携を密に行い、女性が有する可能性がある心身の健康すべてについて、“かかりつけ医”としての役割を担うために努力を続けていきたいと思います。
 
  Q1.「OCって何だろう?」  
  正しく服用すればほぼ100%の避妊効果が期待でき、女性が自らの手で完全にコントロールできる避妊法です。  
  Q2.「どんな効果があるの?」  
  1.排卵を抑制する
2.子宮内膜を変化させる(受精卵が着床しにくい状態にする)
3.子宮頸管粘液を変化させる(精子が子宮内に侵入しにくい状態にする)
 
  Q3.「避妊以外の効果はあるの?」  
  1.月経周期が規則正しくなる
2.月経痛が少なくなる
3.月経量が少なくなる
4.貧血が改善される
5.にきび、多毛症が改善される
6.長期服用すると卵巣がん、子宮体がん、乳房良性疾患が減る。
 
  Q4.「副作用はないの?」  
  主な副作用に吐き気、頭痛、不正出血、倦怠感、下痢、ニキビ、乳房がはる、などがありますが、これらの多くはだいたい3ヶ月以内におさまります。  
  Q5.「性病予防にも効くの?」  
  OCは性感染症予防にはなりません。予防にはコンドームが必要です。  
  Q6.「飲み忘れたらどうすればいいの?」  
  1.飲み忘れが1日の場合:
気づいた時、すぐに飲んで、その日の錠剤もいつも通りに飲みます。
2.2日以上続けて飲み忘れた場合:
飲むのをやめて、次の月経から新しいシートで再び飲み始めます。止めている間は他の避妊法を使ってください。
※ただし、月経の周期を乱したくない場合は、そのまま飲み続けてください。
 
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性病
性交渉により感染する病気を性感染症(一般に、性病)といいます。エイズ、梅毒、淋病、ヘルペス、トリコモナス、クラミジアがその代表ですが、特に、クラミジア感染症には注意を要します。特に目立った症状がないことが多く、見逃されてしまいがちですが、進行すると腹膜炎を起こし、卵管閉塞による不妊症の原因となってしまいます。ある調査では、婦人科受診女性の10人に1人がクラミジア陽性であったとされています。治療は、セックスパートナーと同時に行う必要があります。一方のみが治癒しても、後にパートナーから再度感染してしまうからです。これは、性病全てに共通します。

エイズを除き、早期の適切な治療により、全ての性感染症は治癒ないし軽快します。クラミジアは女性の場合(クラミジア頚管炎)には1回の内服のみで、男性の場合(クラミジア尿道炎)にも1回の内服で治療が可能です。淋病も1度の点滴のみで治癒することが示されていますので、とにかく早めの治療が肝腎です。
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